東武鉄道の春日部駅の高架化事業を巡り、県と同鉄道は27日、全体事業費約650億円の内訳や事業の分担などについて協定を締結したと発表した。
同駅高架化事業は東武伊勢崎線・野田線を春日部駅付近で高架化する事業。周辺地域の交通渋滞解消や駅東西口の往来が向上することで市街地活性化を図る。
県によると、事業は2031年の完成を目指す。県が用地取得や隣接する道路を整備、同鉄道が鉄道高架化の設計、工事などを担当する。全体の事業費約650億円のうち県が約510億円、東武鉄道が約140億円を負担。県負担分は55%を国が補助、残りを県と市で折半する。