大河ドラマ「青天を衝け」大チャンス 渋沢栄一出身地の深谷、活性化へ官民一体 商品や回遊ルート開発
2020/02/01/00:00
新紙幣の肖像と大河ドラマの主人公に決まった実業家渋沢栄一の出身地、深谷市に31日、官民が一体となって深谷の活性化につなげていく「大河ドラマ『青天を衝け』深谷市推進協議会」が発足した。
渋沢栄一の盛り上がりを一過性にせず、大河ドラマの放送を契機に深谷の歴史や文化を広く発信し地域の魅力を高め、大河ドラマ館の整備をきっかけに地域の活性化を図っていく。
協議会は行政と関係団体の計33人で構成。大河ドラマ館の運営概要や整備内容の決定、協議会内に産業振興部会を設置して商品や回遊ルートの開発など具体的な取り組みも検討していく。
設立総会で深谷公民館に設置する大河ドラマ館の概要も説明された。開館期間は2021年1月から22年1月まで。入場料金は有料で、来館目標50万人を見込む。次回の協議会は3月16日に行う。
協議会長に就任した深谷商工会議所の村岡正巳会頭は「深谷市の活性化のために大事な会議になる。参加するだけでなく意見を出していただき、意味のある会議にしたい」とあいさつ。顧問の小島進深谷市長も「大きなチャンス。今後のまちづくりにもこの体制を生かして行きたい」と話した。