埼玉新聞

 

<埼玉県駅伝の見どころ>市町村男子、上尾市陸協Aがリード 踏ん張るさいたま市陸協 川口市陸協Aも充実

  • 埼玉県駅伝コース

 第87回埼玉県駅伝は2日、男女4部門に計114チームが参加して行われる。男子(6区間=42・195キロ)がさいたま新都心駅前、女子(5区間=20・5キロ)が鴻巣駅東口付近をスタートし、ともに熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を目指す。号砲は男子が8時30分、女子が9時30分。各部門ごとにレースの見どころを探った。

 24チームが参加する市町村男子の部は、2連覇を目指す上尾市陸協Aが選手層の厚さで頭一つリード。2年ぶりの優勝を狙うさいたま市陸協が、どれだけ対抗できるか。

 5000メートルのスピードで他の追随を許さない上尾市陸協Aは、特に14分台を誇る池田、加藤、中島の3枚が強力だ。長距離向きの池田と中島がそれぞれ1区か5区に、スピードが武器の加藤を短距離区間に配置し、万全を期す。新戦力の畑中、アンカー予定の田口ら穴がなく、1区から流れに乗れれば、中盤以降の独り旅も十分あり得る。

 前回、10秒差の2位で連覇が4で止まったさいたま市陸協は復調してきた斉藤を軸に、山本と中谷の3人が主要区間で踏ん張りたい。実力者の瀬崎、市塚の走りにも期待だ。トラックでのタイム差をロードで埋められるか。意地を見せたい。

 3位争いはし烈。中でも前回5位の川口市陸協Aの充実ぶりが目立つ。昨年アンカーで区間賞の祝部を柱に鈴木、田嶋ら持ち時計の速い選手をそろえる。埼玉滑川走友会αは絶対的エース成田が故障明けで苦戦必至。金子、宇田川が長距離区間で奮起できるか。5000メートルが14分25秒の大黒柱今井を擁する坂戸市陸協Aは有望な選手が多く、楽しみなチームだ。

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