<埼玉県駅伝の見どころ>高校男子、埼玉栄が本命 追う花咲徳栄、武蔵越生も有力 続く松山なども注目
2020/02/01/00:00
第87回埼玉県駅伝は2日、男女4部門に計114チームが参加して行われる。男子(6区間=42・195キロ)がさいたま新都心駅前、女子(5区間=20・5キロ)が鴻巣駅東口付近をスタートし、ともに熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を目指す。号砲は男子が8時30分、女子が9時30分。各部門ごとにレースの見どころを探った。
部門最多の36チームが名を連ねた高校男子の部は、昨年11月の全国高校駅伝県予選を制した埼玉栄が本命。これを追うのが、絶対的なエースがけん引する花咲徳栄。同予選準優勝の武蔵越生も有力だ。
埼玉栄は1月19日の全国都道府県男子駅伝で好走を見せたエース白鳥、2年生佐藤の2枚をそれぞれ1区か5区に置けるのが心強い。西田、高島の両2年生が担いそうな2、3区は流れをつなげるかが鍵。1月26日の奥むさし駅伝では、最終6区で花咲徳栄に逆転を許した。各選手が設定通りにペースを刻めるかがポイントだ。
初優勝を目指す花咲徳栄は都道府県駅伝の4区で区間タイをマークした唐沢が最長区間の5区で待ち受けるだけに、1年生ながら持久力のある1区生駒、経験豊富な2区の2年生篠木らの出来が重要になる。大学生の速いペースをうまく利用し、埼玉栄との差を最小限に抑えたい。
武蔵越生は成長著しい2年生小島岳、1年生黒岩に1、5区を託す。脇を固める3区石川、アンカー野中の両3年生の力走も欠かせない。このほか地力がある松山、東農大三、浦和実にも注目したい。