埼玉新聞

 

携帯電話を長時間操作の男…不審 職務質問すると偽の警察手帳を所持 詐欺未遂容疑で逮捕/狭山署

  • 狭山署=狭山市稲荷山

 狭山署は1日、詐欺未遂の疑いで自称川越市笠幡、会社員の男(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀して、1月31日午前11時半ごろ、所沢市の会社員女性(59)方に警察官を名乗って「口座が不正に使用され、現金が引き出されている。銀行協会が保証するので持っているキャッシュカードを預ける必要がある」などと電話してキャッシュカードをだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、狭山市内で特殊詐欺の予兆とみられる不審な電話が多発し、警戒していたところ、市内のコンビニエンスストアのイートインコーナーで携帯電話を長時間操作している不審な様子の男を発見。職務質問したところ、偽の警察手帳を持ち、携帯電話に女性の自宅住所を検索した履歴が見つかった。

 男は「キャッシュカードをだまし取ろうとしたことは間違いない」と容疑を認めているという。

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