埼玉新聞

 

<ランチ>お薦めは自慢の特製ミートソース 寄居・食堂&茶屋CHILL、女性目線でおもてなし

  • 特製ミートソース

  • 店主の野沢陽子さん

 小川町で生まれ育った野沢陽子さん(47)が昨年5月にオープンさせた。店名「CHILL(チル)」は、のんびりする、落ち着くなどの意味を持つ英語「chill out(チル・アウト)」から命名した。

 寄居駅南口から徒歩3分に位置。大きな店の窓からは東武東上線、JR八高線と秩父鉄道の車両が眺められる。天井は梁(はり)の一部が顔を出す。野菜は県内産にこだわり、父健司さん(76)が小川町で育てている無農薬野菜やコメも楽しめる。

 「名水の里」として知られる寄居ならではの「日本(やまと)水」を使って料理を提供。スタッフも女性とあって、女性の目線で客をもてなす。

 ランチはパスタ、ご飯、カレー・ハヤシライスとうどんの4種類から選べ、ほかに日替わりもある。種類別にメニューも豊富だ。その中から自慢の特製ミートソース(税込み913円)を薦めてくれた。

 ソースに使っている野菜は6種類。まず、みじん切りにしたタマネギやニンジン、豚と牛の合いびきのひき肉を炒める。赤ワインを入れてアルコールが飛ぶまで煮込み、さらに弱火でじっくり煮詰め、独自の隠し味も入れていく。いいところが凝縮されたソースのうまみとまろやかさがパスタに絡む。

 「料理を選ぶ楽しさ、くつろげる空間を大切にしたい」と野沢さん。種類やメニューも増やしたいという。

【メモ】食堂&茶屋CHILL

 寄居町寄居1097の6(電話048・501・5515)。営業時間は午前11時~午後9時、ラストオーダーは同8時。ランチは午前11時~午後2時。定休日は水曜日。ランチはほかに煮込みハンバーグ913円(税込み)、カツカレー869円(同)など。

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