埼玉新聞

 

浦和、11対11の試合形式で調整 2本目は興梠とレオナルドが2トップ 練習後に子どもらと交流も

  • 11対11の試合形式でドリブル突破する浦和の汰木=8日午前、東風平運動公園サッカー場

  • 全体練習に復帰した浦和の武田(中央)

 (8日)

 【沖縄】2次合宿6日目は午前10時から、東風平運動公園サッカー場で約1時間半の全体練習を実施した。強風が吹く中でウオーミングアップなどを行った後、フルコートで11対11の試合形式が行われた。

 互いに4―4―2の布陣でメンバーを組み替えながら、6日に合流したデンも1、2本目はセンターバック、3本目は右サイドバックで参加。2本目には興梠とレオナルドが2トップを組み、関根からパスを受けたレオナルドがデンの背後にスルーパス。斜めに走り込んだ興梠がゴールネットを揺らした。

 ショートカウンターの起点となった関根は、「切り替わった後は速い攻撃を意識している。(レオナルドは)ゴール前に顔を出すのがうまい。よりゴール前で仕事をさせたい」と話した。

 全体練習の後には、選手全員が八重瀬町の子どもたち約50人とのサッカー教室に参加。4組に分かれて"手つなぎ鬼"やミニゲームで交流した。子どもたちの笑顔に、大槻監督も「大事な仕事」と頬を緩めた。

■期待のルーキー、アピールに意欲/武田

 6日の練習試合で左脚を打撲し、7日は別メニューで調整していた期待のルーキーが全体練習に復帰。1次合宿の途中からチームに合流し、練習試合でもゴールやアシストを記録。「個人としてはチームに慣れることができた」と充実の期間を振り返った。

 肌で感じたプロのプレースピードに「もっともっと判断を速くしなければ」と課題を挙げ、「いろいろできれば一番いいと思っているので、与えられたポジションで頑張りたい」と、さらなるアピールに意欲的だった。

■「ベースできた」自然体の副主将/鈴木大

 1次、2次で計27日間に及ぶ合宿も最終盤を迎え、「長丁場だったが、しっかり体を鍛えることができた。戦術もベースになるものができたので、やってきたものを試合で発揮するだけ」とチームの仕上がりを代弁した。

 昨季からストイックな姿勢でチームを支え、加入2年目の今季は副主将も任された。「責任ある立場にはなったが、今から何か変えるということはない。自分なりにリーダーシップを取っていければ」と自然体でけん引する。

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