埼玉新聞

 

<新型肺炎>県内男性が感染、自宅で待機…その後発熱 県内医療機関に入院 家族など症状出るか調査

  • 新型肺炎、県内男性が感染

 厚生労働省は11日、中国湖北省武漢市から政府のチャーター機で帰国した邦人男性2人が、新型コロナウイルスに感染しているのを新たに確認したと発表した。2人は帰国直後の検査では陰性だったが、その後発症し、再検査で陽性と判定された。このうち40代の男性は子どもと一緒だったため、1日から埼玉県の自宅で待機していたという。同省は家族などの濃厚接触者に症状がある人が出ていないか追跡調査する方針。

 厚労省や県によると、40代男性は1月30日にチャーター機第2便で帰国し2月1日から自宅で待機した。8日に39・5度の発熱があり、市販薬で解熱したが、10日に県内の医療機関を受診し、検査により陽性が判明。県内医療機関に入院し、11日現在、38度台の発熱が続いているという。

 男性と一緒に帰国した子どものほか、家族1人に濃厚接触の疑いがある。県保健医療政策課は「国と連携しながら疫学調査を行う」と述べた。

 もう1人は50代男性で1月29日に第1便で帰国。千葉県のホテルに滞在していた。2月7日に38・5度の発熱があり、千葉県の医療機関に入院していた。

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