バレンタインに防犯促す 制服姿のバスガイドらチョコ手渡し、さいたまのイオンで詐欺への注意呼び掛け
2020/02/12/00:00
バレンタインの時期に合わせて防犯についても考えてもらおうと浦和西署が10日、さいたま市中央区のイオン与野店で「スマイル&ハート防犯キャンペーン」を実施した。国際興業バスのガイドらも参加し、店舗の利用客にチョコレートと啓発品を手渡した。
キャンペーンには同署署員や同社の女性バスガイド5人など約20人が参加。制服に身を包んだバスガイドが店舗入口でマイクを持ち、「電話でお金やカードの話が出たら要注意。少しでも不審に感じたら警察に相談を」と呼び掛けた。
同店を訪れた桜区の主婦(70)は、特殊詐欺の電話を受けた経験があるという。「電話機に詐欺に注意を促すシールを貼っていたことで、不審に思うことができた。こういった呼び掛けは注意喚起になる」とチョコレートを受け取った。
同署によると、同署管内では昨年31件(前年比21件減)の特殊詐欺が発生。被害額は約1億2500万円に上るという。
同署は「特殊詐欺の手口は巧妙化しているので、怪しい電話に惑わされないように手口を知って被害を防いでほしい」と呼び掛けている。