JR東日本大宮支社は13日、昨年の台風19号により、栃木県と埼玉県を走る路線上の計3カ所で、橋の近くに設置していた河川構造物が流されるなどの被害があり、今年1月から復旧工事を進めていると明らかにした。運行の安全性に問題はないとしている。
同支社によると、栃木県内の宇都宮線では、矢板―野崎間、西那須野―那須塩原間の橋周辺で、川底が削られるのを防ぐため設置したコンクリート製ブロックが、台風時の増水で流失した。再設置の工事は5月に完了する見込み。埼玉県内の川越線は、西川越―的場間で橋脚の根元の土がえぐれた。2月下旬までに埋め戻す。