100人乱闘で病院大騒ぎの事件、4人目の男逮捕 車数台で26歳男性を追い、全治不詳のけが負わせる…1人釈放
川口市内の路上で4日夜、トルコ国籍の男性が同国籍の複数の男に襲われて重傷を負った事件で、県警組織犯罪総合対策本部と武南署は26日、殺人未遂の疑いで、川口市安行慈林、トルコ国籍の自称解体業の男(31)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、4日午後8時半ごろ、川口市安行原の路上で、刃物のようなものでトルコ国籍の男性(26)を切り付けて全治不詳のけがを負わせた疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
国際捜査課によると、男は川口市内で男性が乗った車を複数の車で追いかけ停車させ、下車した男性を複数人で襲った。県警は事件に関与したとして、これまでに同国籍の男3人を逮捕しており、男で4人目。うち1人は26日に処分保留で釈放された。
県警はほかにも複数人が関与しているとみており、男性らが何らかのトラブルを抱えていたとみて、男らと男性の関係性や事件の原因、経緯などを詳しく調べている。
■複数の男に襲われ男性重傷の事件、搬送先で乱闘も(以下、初報記事)
4日午後8時半ごろ、川口市安行原の路上で、トルコ国籍の男性(36)が刃物のようなもので頭や首を切りつけられ、重傷を負い病院に搬送された。
同課によると、男性は知人男性と川口市内を乗用車で移動中、複数の車に追いかけられて停車。下車したところを複数のトルコ国籍の男たちに襲われた。知人はその場から離れて110番した。襲った男たちは逃走したが、うち24歳の男が腕を負傷して救急搬送され、45歳の男も軽傷を負い、自力で病院に向かった。
男性らが運ばれた市内の病院の敷地内には、事態を聞きつけた双方のグループの知人ら約100人が駆け付ける騒ぎになり、県警の機動隊員らが出動。暴行や車で警察車両に衝突したトルコ国籍の男2人が現行犯逮捕されたという。
同課などは男性らが何らかのトラブルを抱えていたとみて、事件の原因や経緯などを詳しく調べている。