埼玉新聞

 

“子ども食堂夏祭り”埼玉新聞社で初開催、親子60人が参加 お弁当作り、お絵かき、新聞作りなど体験

  • おむすび作り体験ブースでお弁当を作る子どもたち

    おむすび作り体験ブースでお弁当を作る子どもたち

  • オリジナル新聞を製作する親子=7月30日午前11時10分ごろ、さいたま市北区の埼玉新聞社

    オリジナル新聞を製作する親子=7月30日午前11時10分ごろ、さいたま市北区の埼玉新聞社

  • おむすび作り体験ブースでお弁当を作る子どもたち
  • オリジナル新聞を製作する親子=7月30日午前11時10分ごろ、さいたま市北区の埼玉新聞社

 埼玉新聞社は7月30日、さいたま市北区の本社で、「子ども食堂夏祭り―ぎゅっと!おむすびで心を結ぼう―」を初めて開催した。昨年度から実施している「子ども食堂応援プロジェクト」の一環で、県内の子ども食堂関係者らの協力を得て、親子約60人が参加。お弁当作りをはじめ、お絵かきや切り抜き新聞作りを体験した。

 会場には体験ブースが複数設けられ、子どもらはおむすびを握ったりして弁当作りに励んだ。親子で話し合いながら、おむすびに動物の形をしたノリを貼ったり、パックにおかずを詰めたりして、個性豊かなお弁当に仕上げていた。また、自由に絵を描く武蔵野銀行(さいたま市大宮区)のブースや埼玉新聞デスクらのアドバイスを受けながら、新聞の見出しと写真を切り抜くなどしてオリジナル新聞作りも楽しんだ。

 さいたま市西区の小学4年生の女子児童(9)は3人分のお弁当を作成。「パパが野菜好きなので、野菜を入れた。おかずを詰めるのが難しかった」と話した。同区の小学3年の女子児童(9)も「アンパンマンのおにぎりを作った。おいしく食べたい」と笑顔を見せた。

 食材を提供するフードパントリーも実施され、野菜や牛乳飲料など、協賛企業からの提供品を配布した。

 ブース出展をした武蔵野銀行地域サポート部地域価値創造室の石川嘉世副グループ長は「今日の体験で、世の中はいろいろな人が支え合っているということを感じてほしい」と願った。

 さいたま子ども食堂(同市緑区)の本間香さんは「地域の人が子どもたちのことを思っているということを感じ取ってもらえれば」と話していた。

 協賛企業は次の通り。(順不同)

 JAグループさいたま、丸美屋食品工業、森乳業、ライオン、大塚製薬、アクア、コープみらい、パルシステム埼玉、フードバンク埼玉

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