窃盗男に有罪判決、控訴している最中に…また73カ所侵入 容疑で追送検「判決出てから犯行始めた」/県警
2020/02/21/00:00
県警捜査3課と草加署、武南署の合同捜査班は20日、住居侵入と窃盗の疑いで、東京都足立区竹の塚2丁目、無職の男(37)=窃盗罪などで公判中=をさいたま地検に追送検した。捜査班は草加、八潮、川口市と千葉県で発生した窃盗事件など77件(被害総額約637万円相当)を確認、うち73件(同504万円相当)を追送検し、捜査を終結した。
追送検容疑は昨年5月4日ごろから11月4日ごろまでの間、川口市内の民家など73カ所に侵入するなどして、現金約319万円と指輪、腕時計など158点(時価計約185万円相当)を盗んだ疑い。
同課によると、昨年6月ごろから草加市などでアパートや一般住宅を狙った空き巣事件が相次いで発生。防犯カメラの捜査などから男が浮上し、県警は昨年11月16日、窃盗容疑などで逮捕し、余罪を調べていた。
男は昨年、窃盗容疑などで警視庁に逮捕、起訴され、6月に有罪判決を受けたが、控訴や上告していた。「(6月の)判決が出た辺りから犯行を始めた」「生活費や遊興費のため」と容疑を認めているという。