大凧に「東京」「五輪」、春日部で凧の文字書き 選手たちを応援、ボランティアら30人が塗り上げ
2020/02/24/00:00
5月3日と5日に春日部市の江戸川河川敷の宝珠花地域で開かれる「大凧(おおだこ)あげ祭り」に向け、大凧の文字書きが23日、市内の旧小学校体育館などで行われた。
大凧あげ祭りは初節句を祝うなど、江戸時代から伝わる伝統行事。上若組と下若組が縦15メートル、横11メートル、重さ約800キロの大凧を揚げる。
今年は東京五輪・パラリンピックの開催に合わせ、下若組が「東京」、上若組が「五輪」の大凧を制作。地元の庄和大凧文化保存会のメンバーやボランティアら約30人が参加し、体育館に広げた和紙に塗料で文字と背景を塗り上げた。大凧のほかに、小凧や小町凧などの文字書きも行われた。
同会会長の川島栄さん(61)は「今年は東京五輪、パラリンピックの年ということで、選手たちを応援しようと願いを込めて文字を書いた。当日は大凧が揚がるよう、天候に恵まれれば」と話した。