早くも人気、さいたま産ヨーロッパ野菜を地元で 味わい購入できるカフェレストラン、岩槻にオープン
2020/02/26/00:00
さいたま産ヨーロッパ野菜を地元で楽しめるカフェレストラン「ヨロ研カフェ」が22日、さいたま市岩槻区にオープンした。ヨーロッパ原産の地元産野菜を味わい、購入できる施設として早くも人気を集めている。
カフェは同日開館した岩槻人形博物館に隣接する「にぎわい交流館いわつき」の1階にオープン。2013年に発足した、ヨーロッパ野菜を独自に栽培・出荷する若手農家の集まり「ヨーロッパ野菜研究会」の野菜を地元で楽しむことができる。
モーニングでは新鮮サラダやスムージー、ランチではヨーロッパ野菜たっぷりのプレートなどを提供。カフェではオリジナルスイーツなどが楽しめる。
店内にはショップコーナーもあり、地元で収穫したばかりの新鮮なヨーロッパ野菜を購入できる。
同会では現在、年間約70種のヨーロッパ野菜を出荷し、取り扱いレストランは1200軒を超えているという。認知度が上がり、取り扱いの増えるヨーロッパ野菜だが、これまで、一般の消費者が直接手に取って買える場所はあまりなかったという。
同区で西洋ナバナ「チーマ・ディ・ラーパ」などを生産する森田剛史さん(37)は「ヨーロッパ野菜をどこで食べられるのかという声をよく頂いていた。生産の中心である岩槻区に素晴らしいカフェができた。胸を張ってここで食べられます、買っていただけますと答えられるのは生産者としてうれしい限り」と笑顔で話す。
ヨーロッパ野菜研究会会長で北康信さん(47)は「ヨーロッパ野菜を具体的に伝えられるこのヨロ研カフェを、さいたまの新しい食文化の発信地にしたい。ここで生産者と触れ合い、ファンとなってもらえれば」と話している。
同店の営業時間は午前9時から午後5時。