26日午前5時20分ごろ、越谷市新川町の県道で、トレーラーが横転、道路沿いの住宅に突っ込んだ。住民にけがはなく、20代の男性運転手がけがを負い病院に搬送された。

　越谷署によると、鉄くずなど廃材を積んでいたトレーラーが横転、2階建て住宅の1階部分に突っ込んだという。住宅1階で寝ていた60代の夫と50代の妻は無事だった。

　現場は住宅街を抜ける県道片側1車線の直線。家屋倒壊の可能性があり、トレーラーを動かせず、事故後に通行止めが続いている。同署は男性がハンドル操作を誤ったとみて事故原因を調べている。

■周囲にごう音

　越谷市新川町の県道で、トレーラーが住宅に突っ込んだ事故。住民は無事だったが、周囲にごう音が響いた。被害住宅の近所に住む大久保光一さん（88）は「ドカドカドカ、ドーンと、ものすごい音がした」と振り返る。暗くてよく分からず、明るくなってから行くと、運転席はメチャメチャだったという。「（被害住宅の）ご夫婦はトレーラーが突っ込んだ隣の部屋に寝ていたそうです。けががなくて本当に良かった」と話していた。