<新型肺炎>さいたま市、市立学校167校を一斉臨時休校 感染拡大防止へ、市民や企業へ協力呼び掛け
2020/02/29/00:00
さいたま市は28日、国の要請を受け、市立各小・中・高等・中等教育学校の計167校を3月2日から同13日まで一斉臨時休校とすると発表した。特別支援学校は当面の間、通常通り開校する。また、公民館59館、図書館全25館の休館なども決めた。
清水勇人市長は会見で「子どもたちへの感染拡大防止、市民の安心安全確保に向けて、今が極めて重要な時期で、徹底した対策を講じる必要がある。感染拡大防止へ効果を上げるには、市民、市内企業の協力なしには成し得ることができない」と述べ、協力を呼び掛けた。
休校期間中、児童生徒は原則として外出せず、家の中で過ごすよう学校長から保護者に協力を呼び掛ける。小学校の児童、中学校の特別支援学級に在籍する生徒のうち、保護者が仕事を休めないなど、自宅で過ごすことが適当でない場合には、通常の在校時間、在籍する学校で受け入れる。その際の送迎や昼食は保護者が用意する。学校での受け入れ終了後の放課後児童クラブは、通常の通所方法とする。
部活動は、休校期間中は中止。卒業式は予定期日に卒業生と学校職員のみで実施する。3月16日以降については、感染の状況を踏まえ、判断するとしている。