<新型肺炎>政府の休校要請、休校中の対応など一部で分かれる 本庄は週2回、神川と上里は週1回登校
2020/02/29/00:00
新型コロナウイルスの感染拡大防止で、政府が全国の小中高校に休校を要請したことを受け、県内の自治体は28日、対応に追われた。多くは要請通りの3月2日から休校を決めた一方で、本庄市は「生活リズムを整え児童生徒の様子を確認し、学習課題を提供する」ためとして月曜と木曜の週2回、神川と上里の2町は週1回の登校を決めた。
飯能市は5日、戸田市と滑川町は4日、秩父市、深谷市、和光市、桶川市、美里町、宮代町は3日から休校とした。休みに入る前の登校日に、長期休暇の課題や過ごし方を指導したり、校内にある荷物を持ち帰らせる。4日から休校の滑川町は2、3日に3時間ずつの授業を行う。久喜市は強制でないとしながら2日に2時間程度登校し、休み中の課題や通知を配布する。
休校中の対応も分かれた。川口市や志木市、皆野町は、保護者が就業するなどして自宅で1人になる場合、小学1~6年の児童を学校で受け入れる。蕨市は1~4年で、多くの自治体は低学年と特別支援学級の児童生徒を学校で受け入れ、桶川市は希望があれば中・高学年も対応する。
2日から休校とした蓮田市は、各家庭を数日に一度訪問して課題を児童生徒に渡し、3日間に1度は家庭に連絡して健康確認を行う。通知表は3月24~26日の間に、担任が家庭訪問して手渡す。