男性2人死亡…マンション地下室で作業中 夕方に2人で地下室へ…翌朝になっても戻らず管理人が異変気付く
2020/03/04/00:00
3日午前8時32分ごろ、さいたま市緑区美園4丁目のマンション「センターフィールド浦和美園」敷地内で、管理人の60代男性から、「深さ3メートルの排水溝で男性が倒れている」と119番があった。駆け付けた救急隊員が地下機械室内を確認したところ、茨城県坂東市沓掛、会社員大川峰さん(42)、東京都江戸川区瑞江2丁目、会社員小倉篤志さん(43)が倒れているのを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。
浦和東署によると、大川さんら2人は都内の排水設備会社の作業員で、2日午後5時半ごろから、マンションの排水処理槽設備の点検中だった。目立った外傷はなかった。
地下機械室は縦約2・5メートル、横約3メートル、高さ約2・4メートルで、地上からの深さは約1メートル。同室に通じるマンホールのふたは開いており、管理人男性は作業員が戻ってこないことから、3日朝になって様子を見に行くと、地下に1人が倒れているのが見えたという。
同署は大川さんらが作業中、何らかの原因で死亡したとみて、死因や詳しい状況を調べる。