埼玉新聞

 

<新型肺炎>復習ドリルが販売増、休校続き保護者が買い求める 想定以上の売れ行き 特に売れるドリルとは

  • 「家庭学習におすすめ」のポップと共に並べられた学習ドリル=3日午後、入間市河原町のくまざわ書店入間店

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、県内の多くの自治体で臨時休校が続く。26日まで全小中学校が休校している入間市の書店では、家庭学習に活用しようと、学習ドリルを買い求める保護者が増えているという。

 入間市のくまざわ書店入間店では、参考書コーナーの一角に「家庭学習におすすめ」と記されたポップとともに学習ドリル数種類を並べている。同コーナーは店内の奥に位置しているため、レジ横の目立つ位置にも2種類のドリルを並べた。

 坂本清店長によると、小学1~6年生の算数、国語、理科、社会の各教科を振り返る総復習ドリルを買い求める人が多いという。臨時休校が決まると、学習ドリルの発注を増やしていたが、それ以上の反応があった。

 「総復習ドリルは例年、3月に売れるが、今年は休校の影響で前倒しで売れている。(臨時休校前日の)1日に参考書と一緒に買っていく人が多かった」。電話での問い合わせも数件来ているという。

 ドリルが売れている理由について坂本店長は「(勉強面や生活面などで)家庭での過ごし方に不安がある保護者が多いのではないか」と推測した。

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