和光市役所で食中毒 ノロウイルス検出、15人が下痢や嘔吐などの症状 朝霞保健所、役所内の飲食店を処分
2020/03/12/00:00
県は11日、和光市役所内の飲食店「サン レガロ」で20~70代の男女15人にノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。朝霞保健所は同日、同店を営業するミキフーズ(朝霞市)に対し、11日から3日間、同店で営業停止の行政処分を行った。
県食品安全課によると、同店で3日に飲食した55人のうち、15人が下痢や嘔吐(おうと)、発熱などの症状を訴えた。6日に和光市役所から「3日に市役所内レストランを利用した8人が吐き気、発熱を呈している」と連絡を受け、朝霞保健所が調査した。
食べたのは日替わり弁当や、さんま&唐揚げ弁当、ベーコンナポリタン、ロースかつ重、サラダなどで、4日午後5時以降症状が出た。朝霞保健所は患者6人と調理従事者1人の便からノロウイルスが検出され、共通食が同店での食事のみだったことなどから、同店を食中毒の原因と断定した。
県は、ノロウイルスは通年で発生が確認されるとし、せっけんを使った手洗いを2度繰り返す「2度洗い」などで予防を呼び掛けている。