埼玉新聞

 

<新型肺炎>子どもたちの昼食におむすび 吉川市、ひとり親家庭などを支援「温かいうちに食べてね」

  • 昼食のおむすびとおかずを受け取る子どもたち=10日、吉川市吉川の市社会福祉協議会

 吉川市は9日から、新型コロナウイルス感染症拡大防止による休校期間中の子どもたちの食事を支援しようと、「緊急子ども応援配食」をスタートさせた。市と市社会福祉協議会、民生委員らが連携して、ひとり親家庭などで支援が必要な子どもたちに昼食のおむすびとおかずを配布する。

 10日午前、配布場所の市社会福祉協議会に子どもや付き添いの保護者らが訪れた。この日の献立は塩むすびにコロッケと白あえ。職員が献立を説明しながら「温かいうちに食べてね」と食事を手渡すと、子どもたちはうれしそうに受け取っていた。

 付き添いで訪れていた母親は「子どもが4人いて給食がないと食費がかかってしまうので、こういう取り組みはとても助かる」と話していた。市子育て支援課の担当者は「給食がないことで困ってしまう子どもたちが一定数いる中、食の部分で支援ができれば」と話している。

 配布期間は23日まで(土日祝日を除く)で、配布時間は毎日午前11時半~午後0時半。事前申し込みの上、市内3カ所(市社会福祉協議会、児童館ワンダーランド、中央公民館)のいずれかで受け取る。申し込みは19日まで。

 問い合わせは市子育て支援課(電話048・982・9529)。

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