埼玉新聞

 

<新型肺炎>新たに2人感染 草加男性と川口女性 男性は谷塚駅から東武線で都内出勤 女性は戸田で食事

  • <新型肺炎>新たに2人感染 草加と川口

 県と川口市は13日、草加市在住の30代の会社員男性と川口市在住の40代の無職女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。これまでに県などが確認した県内感染者数は計25人(チャーター便含む)となり、うち8人が退院している。

 男性は2月23日~3月1日までスペイン、英国に出張し、帰国後は4日まで都内に出勤していた。県によると、4日に37・8度の発熱があり、9日に徒歩で県内医療機関を受診。11日に40度の発熱で帰国者・接触者外来に救急搬送され、13日に陽性が確認された。容体は安定しているという。1人暮らしで通勤には谷塚駅から東武スカイツリーラインを利用していた。

 女性は川口市内で夫と子どもとの5人暮らし。家族には症状がないため、検査対象にはしていないが、今後2週間の自宅待機を要請した。女性の戸田市在住の70代の母親と30代の弟は既に感染が確認されており、母親はエジプトでのナイル川クルーズに参加していた。女性に渡航歴はない。

 女性は3日に戸田市の実家で母親と食事をし、7日には弟と外食していた。8日午後に発熱、頭痛や倦怠(けんたい)感を感じ市販薬を飲んだが頭痛は続き、11日朝にせきや鼻水が出た。12日に母親と弟の感染が確認されたことから同日、医療機関に受診し検体を採取。13日に陽性と分かった。

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