埼玉新聞

 

<新型肺炎>感染した武南署員が回復、退院して自宅待機 濃厚接触者の署員42人、一斉に復帰へ

  • 武南署=川口市辻

 新型コロナウイルスの感染が判明し入院していた武南署の50代男性警察官が13日までに退院した。男性はすでに回復しており、保健所の指導で職場復帰も可能な状態だが、県警は大事を取って自宅待機としている。男性は当初、発熱や関節痛があり、風邪のような症状だったという。

 警務課によると、男性の感染が判明後、濃厚接触者の職員2人がPCR検査を受けたが、いずれも陰性だった。

 濃厚接触者の署員ら計42人は、男性が最後に出勤した1日から15日まで経過観察期間とされ、16日に自宅待機から一斉に復帰する予定。県警はその後に男性の復帰時期を見極めるとしている。

 また、県警は全職員に、検温と体調不良の際は出勤しないことを徹底。男性が一度解熱後に感染が分かったこともあり、今後は体調不良から回復しても2日程度は様子を見て、不調がないことを確認してから出勤するように通達した。

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