<女性死亡>県庁前で女性刺され騒然、直後の現場…座る男に警官が手錠 救急隊のストレッチャーに動かぬ姿
2020/03/17/00:00
16日午後6時ごろ、さいたま市浦和区の県庁前の路上で、女性が男に刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。浦和署は殺人未遂の疑いで、住居不詳、職業不詳の男(51)を現行犯逮捕した。殺人容疑を視野に詳しく捜査する。
逮捕容疑は同日午後6時ごろ、さいたま市浦和区高砂3丁目の路上で、女性の胸付近を刃物で刺して、殺害しようとした疑い。「刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。
■現場騒然、男を連行
さいたま市浦和区高砂3丁目の路上で女性が刺され、男が逮捕された事件。現場は県庁とさいたま地裁の間の歩道上で、パトカーや救急車のサイレン音が鳴り響き、通行人や報道陣で一時騒然とした。
午後6時15分ごろ、記者が騒ぎを聞いて駆け付けると、警察官や救急隊が集まり、「刺されたところを見た人はいますか」「AED(自動体外式除細動器)はあるか」などと話しており、ものものしい雰囲気だった。
1分後には、1人がストレッチャーに乗せられ、救急車で運ばれていった。動いている様子はなかった。
現場には自転車が1台倒れており、近くに男が1人座っていた。別の負傷者のようにも見えたが、午後6時19分ごろ、警察官数人が男をパトカーに乗せて連れていった。手には手錠がはめられていた。
男は白髪交じりで白いマスクを着け、黒っぽいコートに茶色っぽいズボンをはいていた。目をつぶり、落ち着いた様子だった。