草加署は、特殊詐欺を未然に防いだとして、草加青柳郵便局（垳田篤局長）と東和銀行草加支店（本間秀一支店長）に感謝状を贈呈した。

　同署によると、同郵便局は2日、窓口を訪れた80代の男性が「息子がカバンをなくして100万円が必要」などと現金を下ろそうとしたことから詐欺を疑い、警察に通報して詐欺被害を未然に防いだ。

　同支店は2月18日、80代女性から「キャッシュカードを取りに来るって本当？」などと問い合わせがあった際、その内容から詐欺を疑い、渉外担当者が女性の自宅まで行き警察に通報し被害を未然に防いだ。

　さらに同月28日、70代女性が定期解約で200万円を下ろそうとした際に内容を確認したところ、「息子が会社で集金したお金を電車の中に置いてきた」などと話したため詐欺を疑い、警察に通報して被害を未然に防いだ。

　感謝状の贈呈式が行われ、垳田局長と同支店の金原健副支店長が同署の新井共実署長から感謝状を受け取った。新井署長は「地域の方が被害に遭わないよう取り組んでいただきとてもありがたい」と話していた。