男性が四肢まひに…3・6メートルの高さから転落 新座の工事現場 誤って軟らかい部分を踏んで抜ける
2020/03/18/00:00
さいたま労基署は17日、労働安全衛生法違反の疑いで、東京都豊島区の建設会社「グッドアシスト」と同社現場責任者の男(36)をさいたま地検に書類送検した。
書類送検容疑は2018年11月10日午前9時半ごろ、新座市内の木造住宅新築工事現場で、労働者の男性(20)に高さ約3・6メートルの作業床の端で作業をさせる際、防網を張ったり、安全帯を着けるなどの墜落防止措置を講じなかった疑い。
労基署によると、男性は資材を運搬中、誤って軟らかい断熱材を踏み抜いて転落。頭などを強く打ち、四肢にまひの障害が残った。労基署の聴取に対し、同社は「作業を優先してネットを使わなかった」などと話しているという。認否は明らかにしていない。