大宮でアポ電強盗か 店に電話「携帯売りたい」…閉店後に押し入り現金奪う 容疑でトレーナーら男2人逮捕
2020/03/18/00:00
昨年12月にさいたま市大宮区の携帯電話買取店に2人組の男が押し入った強盗事件で、大宮署は16日、強盗致傷の疑いで、東京都練馬区氷川台1丁目、無職の男(26)と、さいたま市西区宮前町、パーソナルトレーナーの男(28)の男2人を逮捕した。
逮捕容疑は昨年12月11日午後8時ごろから同15分ごろの間、大宮区大門町3丁目の携帯電話買取店「iPhone商店大宮店」に客を装って侵入し、男性店員(25)に「金を出せ」と脅迫。スタンガンのようなものを体に押し当てるなどの暴行を加え、現金約33万円とハードディスク1台(時価計2万円相当)を奪った疑い。男性は前胸部挫傷など約1週間のけがを負った。
同署によると、同日、東京都内の系列店に「携帯電話を売りたい」という電話があり、同店が大宮店に連絡。男性店員が午後8時の閉店後に待っていたところ、男らが押し入ってきたという。同署はアポ電とみている。
防犯カメラの捜査や供述などから男らの関与が浮上。2人は別の事件で警視庁に逮捕されており、移送して逮捕した。同署は共犯事件として認否を明らかにしていない。