埼玉新聞

 

次の大河はこの人で! 越生で渋沢平九郎・太田道灌展 新1万円札で使用の「コンテ画」なども展示

  • 写真や解説パネルなどが展示された会場=12日、埼玉県越生町越生の越生駅西口総合案内所

    写真や解説パネルなどが展示された会場=12日、埼玉県越生町越生の越生駅西口総合案内所

  • 写真や解説パネルなどが展示された会場=12日、埼玉県越生町越生の越生駅西口総合案内所

 ゆかりがある歴史上の人物で埼玉県越生町をPRしようと、町観光協会は9月10日まで、同町越生の越生駅西口総合案内所で「渋沢平九郎・太田道灌展」を開催。道灌が主人公のNHK大河ドラマ実現を願う署名活動も行っている。

 平九郎は深谷市出身で日本の近代経済社会の基礎を築いた渋沢栄一の義弟で養子。飯能戦争に参加して新政府軍に敗れ、同町黒山で自害した。江戸城や川越城を築いた室町時代の武将道灌は、同町龍ケ谷が生誕地と伝わり、町内の龍穏寺に墓もある。

 展示では、平九郎の写真と解説パネルを紹介。栄一は後年、平九郎の法要で町を2回訪問していることから、2024年度に発行される新1万円札の肖像に使う深谷市所蔵のコンテ画も出品した。

 道灌については、県内外にある道灌像の写真パネルを掲示している。大河ドラマ化を目指す署名活動は、各地の有志でつくる推進実行委員会が30万筆を目標に展開。8月1日現在、29万3500筆が集まっており、町観光協会は会場で賛同を呼びかける。

 町観光協会の大沢昌文事務局長(65)は「歴史上の著名人をきっかけに町を訪れてもらい、さまざまな名所や魅力があることを知ってほしい」と話した。入場無料。午前8時半~午後5時。問い合わせは、同協会(電話049・292・1451)へ。

ツイート シェア シェア