埼玉新聞

 

日本人初の快挙 和光市出身の梶原悠未さん、自転車競技の世界大会でV 市長を表敬、五輪への抱負語る

  • トラック世界選手権優勝を祝して、松本武洋市長(左)から花束を贈呈される梶原悠未さん=和光市役所

 2月末にドイツ・ベルリンで開催された自転車トラック競技の世界選手権「2020UCIトラック選手権大会」の女子オムニアムで、日本人初の優勝を果たし、東京五輪代表をほぼ確実にしている和光市出身で、筑波大4年生の梶原悠未(ゆうみ)さん(22)=筑波大付属坂戸高卒=が17日、和光市役所を表敬訪問し、松本武洋市長に同大会の優勝を報告し、五輪への抱負を語った。

 梶原さんは同市内の小、中学校は水泳競技で活躍し、高校から自転車競技に転向した。トラックを周回するなど4種目のポイントで順位を競う「オムニアム」で、16年からアジア選手権4連覇を達成。19―20トラックワールドカップは、第3戦と第4戦で優勝している。

 この日、マネジャーを務める母親の有里さんとともに同市役所を訪れた梶原さんは「日本人として初めて金メダルを獲得できました」とトラック競技の世界最高峰の大会での快挙を報告。松本市長は「本当におめでとう。感動した。ぜひ五輪に出場し、金メダルを取ってほしい」と激励した。

 また、東京五輪の自転車トラック競技「女子オムニアム」について問われると、「金メダルを取るように自信をもって戦いたい」と意気込みを語った。

 梶原さんは現在、五輪大会を視野に静岡県に滞在し、伊豆半島の峠などを活用した練習に励んでいる。感染が懸念されるコロナウイルスについては「手洗い。うがい。マスクを活用し、栄養と睡眠確保により免疫力を落とさないようにしています」と万全の態勢で臨んでいるという。

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