<男児重体>かわいそう…母親が暴行か 現場を見つめる近隣住民ら驚き「仲良いと思っていたのに」
2020/03/23/00:00
2017年9月、長男(6)の背中を突き飛ばし重体となるけがを負わせたとして、草加署は22日、傷害容疑で草加市新栄4丁目、無職の女(27)を再逮捕=暴行容疑で逮捕、起訴=した。長男は現在も意識がなく、県内の医療機関に入院している。
再逮捕容疑は17年9月20日、自宅で当時4歳だった長男の背中を両手で突き飛ばし、頭を壁にぶつけ急性硬膜下血腫の傷害を負わせた疑い。
■近所との交流なく「何があったんだろう」
現場はJR東川口駅の南東約3キロにある住宅街の一角。近隣住民は女や男児の姿をあまり見掛けたことがなく、「何があったんだろう」と不安そうに現場を見つめていた。
近隣の主婦(73)は3年ほど前、女の自宅近くで、3歳ぐらいの男児が歩いているのを見かけたという。「一人だったので声を掛けたら、『公園に行く。あとでママが来るよ』と言っていた。仲が良いんだなと思っていたのに」と驚く。
近隣の主婦(68)は「自宅前に子どもを乗せられるような自転車があったが、母親や子どもの姿は見たことがない」と話す。自治会の回覧板を回している様子などはあったが、近所との交流はなかったという。
小さな子どもを持つ30代の主婦は「子育ては大変なことがたくさんあるが、何があったんだろう。子どもがかわいそう」と話していた。