中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前にある街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、23日にビッグモーター本社の担当部長が埼玉県庁を訪れ、県が土壌調査を行った所沢店・八潮店について除草剤を散布した事実を認め、謝罪したことが分かった。

　県によると、ビッグモーター社内での調査がまとまったことから、対面で報告と申し出を受けた。ビッグモーターからは「このたび、街路樹、植樹帯問題について、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。各店舗前の原状復旧や費用負担について対応してまいります」と謝罪があったという。

　今後については、ビッグモーターから「本件の発生を重く受け止めており、今後、原状復旧を含めた必要な対応を速やかに講じ、必要な費用を負担します」と申し出があったとし、県は原状復旧に向けて具体的な協議を進める。

　道路環境課の担当者は18日に提出した被害届の扱いについて、「適宜判断していくことにはなるが、現時点では変わりない」と話した。