埼玉新聞

 

埼スタ周辺でシャトルバス優先走行 3月30日の浦和戦後に社会実験、所要時間や渋滞の長さなどを調査

  • バス優先レーンが設けられた前回の交通社会実験の様子=2018年9月30日、さいたま市緑区(みその都市デザイン協議会提供)

 さいたま市や企業、大学などが参画し、まちづくりを考える「みその都市デザイン協議会」は、3月30日に同市緑区の埼玉スタジアム2002で行われるサッカー・J1浦和レッズ対FC東京の試合後、運行されるシャトルバスに優先走行車線を設ける交通社会実験を実施する。

 実験は昨年9月30日に続き2回目。スタジアム周辺では試合終了後に交通渋滞が発生することから、車での来場を抑制し、公共交通の利用を促す。実験実施時間は試合後の午後4時ごろから同5時ごろまでの約1時間を予定し、前回実験とは規制区間などを変更。スタジアムから川口方面へ向かう「浦和岩槻線」で沿道側車線に一般車両を誘導し、中央分離帯側車線をバスなどの優先車線とし、一部交差点で車両の進入を禁止する。

 実験により、シャトルバスの所要時間や車の渋滞の長さ、滞留時間などを調査する。

 同協議会では、埼玉スタジアムがサッカーの会場となる2020年東京五輪を短期目標とし、公共交通の利便性向上、歩行や自転車走行環境の充実を図るとしている。

 実験についての問い合わせは、一般社団法人美園タウンマネジメント(電話048・812・0301)へ。

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