埼玉新聞

 

埼玉どうなる…処理水の放出、北部の高級食材“ホンモロコ”養魚場は「ほとんど影響ない」禁輸措置にも冷静

  • 養殖されるホンモロコ

    養殖されるホンモロコ。清らかな水で育まれた地場の特産品で8~15センチほどの淡水魚。埼玉は県東・北部を中心に養殖され、柔らかく上品な肉質が特徴。美味い味を出すには、水のきれいさが重要とされる

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3

    原発処理水放出 埼玉の養魚場、冷静な受け止め

  • 養殖されるホンモロコ
  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3

 東京電力が福島第1原発の処理水を海への放出を開始し、香港政府が埼玉など10都県から水産物の輸入を禁止したことについて、県北部で養魚場を営む男性は「埼玉ではほとんど影響はないと思う」と冷静な様子で語った。

 経営する養魚場では、琵琶湖原産で高級食材として知られる淡水魚「ホンモロコ」を養殖している。男性は「埼玉のホンモロコはブランドとして定着していて、養殖では全国1位の規模だが、輸出はしていない。処理水が海に放出されても、影響を受けることはほとんどないと思う」と淡々とした様子で話していた。
 

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