埼玉新聞

 

<新型肺炎>米国から帰国の女性など5人感染、経路不明の男性も 県で87人確認、22人が回復

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県と川口市は29日、川口市とふじみ野市などで新たに計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県などが確認した感染者は計87人(チャーター便帰国者含む)で、そのうち22人が回復し退院している。

 川口市の20代男性会社員は28日に感染が分かった同市の80代男性の孫。21、24日に80代男性宅を訪ねた。男性は25日に出勤したが、午後から発熱があり早退。蕨市内の医療機関を受診し、翌26日は自宅療養。27日に同じ医療機関を再受診し、陽性と分かった。

 ふじみ野市の50代男性会社員は23日に発熱し、出勤せず県内医療機関を受診。24日に別の県内医療機関を受診し、26日に再度受診して検査をしたところ陽性が判明。感染経路は分かっていない。いずれも容体は安定している。

 川口市によると、20代女性は25日から発熱の症状があり28日に帰国者・接触者外来で検体を採取し29日に陽性と判明。18年8月から米国に滞在し今月19日に帰国した。

 20代男性会社員は23日に発熱。27日に川崎市の発症者の接触者として同市から連絡があり、28日に帰国者・接触者外来を受診し、29日に陽性と判明した。ほかに東京都内に住む50代女性の陽性が確認され、市保健所が発表した。

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