29日の関東甲信は厳しく冷え込み、県内など各地で季節外れの雪が降った。
さいたま市では同日朝から雪になった。正午の気温は0・5度。路面にはシャーベット状の水たまりができ、道行く人々の足元をぬらした。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛要請が出たこともあり、同市浦和区のJR浦和駅や駅西口の店舗は普段の週末に比べて人出は少なめ。
市役所本庁舎東側広場の桜の木では、見頃を迎えた淡いピンクの花や、これから開こうとするつぼみに湿った雪が降り積もり、枝も重そうな様子。周囲に見上げる人の姿はなく、脇の歩道を、傘を手にした人が足早に通り過ぎていた。