県教職員8852人が異動 不祥事根絶担当を新設 児童虐待など対応の支援担当も新設
2020/03/31/00:00
県は30日、4月1日付の教職員人事異動を発表した。異動規模は前年度比445人減の8852人となった。
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■県教育局
異動規模は前年度より7人減の503人。人事交流状況は教育局から学校への異動が114人、知事部局には21人。逆に教育局には学校から87人、知事部局から24人が移る。
後を絶たない教職員の不祥事を根絶するため、総務課に不祥事根絶・行政監察担当を新設。児童虐待などの人権課題に対応するため、人権教育課に企画・児童虐待対応支援担当を新設する。
幹部職は県立学校部長に同副部長の日吉亨氏(56)が就任する。
■学校(さいたま市除く)
小中学校と県立学校全体の異動規模は8349人(前年度比438人減)で、内訳は小学校3834人、中学校2232人、県立学校2280人。義務教育9年間を独自の教育課程で進める義務教育学校の春日部市立江戸川小中学校でも3人の異動があった。
新任校長は小中学校が160人(うち女性32人)、県立学校が40人(同4人)。小中学校の新任校長の平均年齢は52・4歳、最年少は47歳。県立学校の新任校長の平均年齢は55・3歳、最年少は50歳。
校長の転任は浦和高校に蕨高校校長の水石明彦氏(58)、熊谷高校に鴻巣女子高校校長の亀山典幸氏(58)など。
教職員の退職者は小中学校が1090人、県立学校が613人。教員の新採用は小中学校が1131人、県立学校が467人。