埼玉新聞

 

3年間で4度目…太陽光発電所の修繕に1452万円…ケーブル盗被害で売電停止の羽生市、9月議会で予算化へ

  • 銅線送電ケーブル窃盗事件が4度発生している羽生市太陽光発電所=埼玉県羽生市下村君

    銅線送電ケーブル窃盗事件が4度発生している羽生市太陽光発電所=埼玉県羽生市下村君

  • 銅線送電ケーブル窃盗事件が4度発生している羽生市太陽光発電所=埼玉県羽生市下村君

 埼玉県羽生市下村君の羽生市太陽光発電所が今年、4度目の銅線送電ケーブル窃盗事件被害に遭った。修繕費として市は1452万円を充てることにした。9月議会で予算化させる。25日、市が記者会見で明らかにした。

 同発電所は2013年に完成。1枚最大250ワットのパネルが2528枚あり、632キロワットの電気が得られる。約206世帯分が賄える。電気は売電してきたが、今年1月22日未明、銅線送電ケーブル約390メートルが盗まれ、売電停止に追い込まれている。

 市によると、銅線送電ケーブルを狙った窃盗は同発電所で4件発生している。20年8月21日には銅線送電ケーブル約150メートル。翌21年8月24日には監視用カメラ2カ所を断線された上、銅線送電ケーブル約200メートルを盗まれた。

 それぞれ復旧させたが、今年1月22日にはケーブルだけでなく、パワーコンデショナーの扉などが壊された。7月2日には約200メートルの銅線送電ケーブルが盗まれている。市では警備体制を一段と強化している。修繕費等は大半は保険で賄うことができる。

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