埼玉新聞

 

<新型肺炎>エフエムこしがや、卒業祝う番組放送 小中卒業式の中止受けリスナー提案 校長ら登場

  • 特別番組にゲスト出演する市立西中の小島久和校長(左)と市立西方小の沢田一郎校長

 エフエムこしがや(越谷市、越野操社長)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため市内の小中学校の卒業式が中止となったことを受け、「卒業おめでとうスペシャル」と題し、児童生徒の卒業を祝う特別企画番組を放送した。

 リスナーや市民からの声を受け、ラジオを通じて在校生や保護者、教職員ら皆で卒業を祝おうと、同局が特別番組を企画。卒業生へのお祝いのコメントや卒業ソングのリクエストなどを募集した。

 特別番組には同市立西方小の沢田一郎校長(59)と市立西中学校の小島久和校長(59)がゲスト出演し、番組パーソナリティーのTAEさんと約1時間にわたりトーク。沢田校長は「得意なことや好きなことを精いっぱい頑張れる人になってほしい」、小島校長は「自分は越谷のエースだと胸を張れる人生を送ってほしい。苦しい時は西中での日々を思い出して」などと卒業生にエールを贈った。

 番組には在校生や保護者、教職員など多くのリスナーから卒業を祝うメッセージが寄せられた。「素敵な3年間だった。応援してくれる先生やありのままを受け入れてくれる友人たちが大好き」などと卒業生からの投稿も。卒業式で歌う予定だった曲のリクエストなども寄せられた。

 同局の岩田豊取締役技術統括放送局長は「たくさんのメッセージが寄せられ、ラジオを通じて卒業をお祝いすることができた。コミュニティラジオとして今後も広く地域の情報を発信していければ」と話していた。

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