埼玉新聞

 

長瀞ラインくだり運航開始 新型肺炎の感染防止徹底 観光客らスリルあふれる急流満喫

  • 運航を開始した長瀞ラインくだりで荒川の急流を楽しむ観光客=31日午後3時25分ごろ、長瀞町の荒川

 秩父鉄道(本社・熊谷市)は31日、長瀞町で川下りが楽しめる「長瀞ラインくだり」の運航を開始し、観光客が荒川のスリルあふれる急流や穏やかな流れを満喫した。

 東京都から孫(12)と訪れた男性(72)は「新型コロナウイルスのことも考えたが、東京にいるよりは安全だと思った」と語った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、船頭はアルコール消毒やマスクの着用を徹底。長瀞ラインくだりの浅見正寿支配人(53)は「今年の運航が開始できてほっとした」と話した。

 営業時間は午前9時から午後4時ごろまで。親鼻橋から岩畳までのAコースと岩畳から高砂橋までのBコースは各約3キロで、時間は約20分。親鼻橋から高砂橋までの全コースは約6キロで、時間は約40分。ABコースは大人1800円、子ども900円。全コースは大人3300円、子ども1600円。運航は12月4日まで。

 問い合わせは、長瀞ラインくだり本部(電話0494・66・0950)へ。

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