当日中に食べた刺し身で食中毒 アニサキス検出 さいたま市保健所、見沼区の魚介類販売店を処分
2020/04/04/00:00
さいたま市保健所は3日、食中毒を発生させたとして、見沼区の魚介類販売店「活きの魚政」を、食品衛生法に基づき、1日間の営業停止処分にしたと発表した。
市食品・医薬品安全課によると、2日に市民から「先月31日午前11時ごろに魚介類販売店で刺し身を購入し、当日中に食べた。その後、腹痛があり病院へ行き、アニサキスが検出された」と、保健所に通報があった。保健所の調査で30代男性に腹痛や発熱、吐き気などの症状があったことが判明した。
保健所は、男性の食事が同店で調理販売された刺し身に限られることや、男性からアニサキスが摘出され、潜伏期間などから食中毒と断定した。男性は現在、快方に向かっているという。