埼玉新聞

 

<新型肺炎>学校の再開…市町村で対応まちまち さいたま、5月6日まで休校 川口は20日から

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策で県教育委員会が学校再開に向けた方針(13日からの再開目指す)を示したことを受け、県内市町村も3日、所管の小中学校などの再開方針を発表した。県に準じて13日からとする市町村がある一方、さいたま市は5月6日まで休校し、期間中は分散登校を実施すると発表。川口市は20日から再開する方針を示すなど対応はまちまちだ。

 さいたま市教委は市立学校(特別支援学校を除く)の臨時休校期間を9日から来月6日までとし、10日から分散登校を実施する。小中高・中等教育学校の全166校が対象。児童生徒は学年ごとに分かれ3日に1度程度、決められた日に計5日間登校する。

 授業は午前中に1教室を10人前後で行い、座席の距離を保って密集するのを防ぐ。給食や部活動は行わず、午後帰宅する。市立の浦和中学、高校、中等教育学校は通学で公共交通機関を利用する生徒も多いことから、時差通学も可能とする。

 7日が入学式の浦和高、大宮北高、大宮国際中等教育学校は8日から臨時休校。特別支援学校は予定通り9日に入学式を行い、翌日から通常通り授業を行う。

 川口市は市内小中学校を19日まで臨時休校とし、20日に再開。入学式、始業式は8日に行う。奥ノ木信夫市長は「県内で感染者が100人を超し、20人が川口市で発症したことを考えると、従来以上に慎重に構えなければならない」と語った。秩父市は予定通り市立小学校は8日から再開。川越市などは8日に始業式と入学式を行い、13日からの再開を予定している。

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