埼玉新聞

 

<新型肺炎>各学校の対応まとめ 自治体により臨時登校日、児童預かり異なる 部活動や給食は

  • 熊谷市役所=熊谷市宮町

 新型コロナウイルス感染防止を目的とした緊急事態宣言発令を受け、県内の各自治体は8日、学校の臨時休校の時期などをそれぞれ発表した。多くは同宣言期間の5月6日までとしているものの、臨時登校日や児童の預かり、校庭開放については対応が異なっている。

 熊谷市は、市立幼稚園と小中学校の臨時休校期間を5月6日まで延長する。授業開始は翌7日から。市内の小中学校は、予定通り新入生と保護者、教職員のみで入学式を実施。在校生は臨時登校し、新担任らと対面して、休校中の過ごし方について指導を受けた。休校中の13、20、27日は臨時登校日とし、感染予防に努めつつ、児童生徒の健康観察や学習指導などを行う。

 秩父市は、市立小中学校を5月6日まで臨時休校する。市立幼稚園も10日から5月6日まで臨時休園する。臨時休校中の給食費は最後の集金月に差し引いて集金を行い、部活動は中止。学童保育室はどうしても自宅で対応できない場合は預かり、交流目的のふれあい学校は休校とした。

 坂戸市は、臨時休校していた市立小中学校を5月6日まで休校を延長し、同7日から再開する。部活動や給食も同7日から開始する。

 志木市は、5月6日まで臨時休校とし、始業式と入学式も延期する。小中学校は10日までに各校で教科書を配布するとともに、児童・生徒の健康保持のため、臨時休校期間中は平日正午から4時半までの間、保護者の責任の下、校庭開放を実施する。

 越谷市は、市内の小中学校の臨時休校を5月6日までとする。休校期間中は各学校の判断で、児童生徒の健康観察や家庭学習の確認などのため短時間の登校日を設定。自宅で1人で過ごせない小学1~3年生、特別支援学級の児童生徒については、引き続き、学校での預かりを実施する。また、児童生徒の健康維持のため13日から、各学校で午前と午後1時間ずつ設定して校庭を開放する。

 草加市は、市内小中学校の休校を5月6日までとする。休校期間中の15~17日、小学校は保護者に、中学校は生徒または保護者に来校してもらい、教科書や学習課題を配布する。自宅で1人で過ごせない児童生徒については、引き続き学校で受け入れを行い、在籍児童生徒を対象に各校で校庭開放を実施する。延期となっている入学式については、休校期間終了後の開催を検討している。

 八潮市は、市内の小中学校を5月6日まで休校とする。延期となっている小中学校の入学式については、5月8日に実施する。また給食については、小学校2~6年生と中学生は5月11日から、小学校1年生は5月18日から開始する予定。

 吉川市は、5月6日まで休校期間を延長する。家庭の事情で、預かりが必要な新1年生から4年生、特別支援学級の児童は、土日祝日を除く午前8時半~午後3時(9日、10日は正午)まで学校で受け入れる。また、学童保育室は、理由を確認した上で利用できる。9、10日は正午から、13日以降は土日祝日を除く平日午後2時半から受け入れる。新小学5、6年生は休室。保育所も登園自粛を要請しているが、必要な場合は理由を確認した上で利用できる。

 蕨市は市内小中学校の臨時休校について5月6日まで延長する。始業式は同7日、入学式は同8日に行う予定。

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