埼玉新聞

 

<新型肺炎>キリシタン弾圧以来で初 カトリックさいたま教区、イースターのミサなど中止 自宅で祈りを

  • イースターのミサなど中止に

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、カトリックさいたま教区(さいたま市浦和区)はイエス・キリストの復活を祝う「イースター」(復活祭)のミサや卵探しなどの催しを中止する。

 今年のイースターは4月12日。同教区の矢吹貞人事務局長(81)は「信徒にとってはクリスマスよりも大事な行事で、戦時中であっても祝ってきた。ミサを行えないのはキリシタン弾圧以来では初めてだ」と話した。

 キリストが復活したとされる日曜日に向けては、木、金、土曜の「聖なる3日間」に夜間のミサが開かれ、北関東の4県が属する同教区では、例年200人超が参加していた。今年は、信者らはミサに参加する代わりに、自宅で聖書の該当箇所を読み祈りをささげるという。

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