埼玉新聞

 

写真と音声で推理、「泥棒」を確保せよ! 楽しくネットリテラシー学ぶ「リアルケイドロ」 大宮で開催

  • 無線で本部と連絡を取る刑事役の参加者=埼玉県さいたま市大宮区

    無線で本部と連絡を取る刑事役の参加者=埼玉県さいたま市大宮区

  • 無線で本部と連絡を取る刑事役の参加者=埼玉県さいたま市大宮区

 参加者が刑事になりきり泥棒を捕まえる「リアルケイドロ」が、埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅周辺で開かれた。埼玉新聞社主催の子ども体験教室「じぶんデザイン」の一環で、親子32人が参加した。

 監修は元県警捜査1課警部補で刑事コメンテイターの佐々木成三さん(46)。「ネットリテラシーを学びながら親子のコミュニケーションの場になれば」と企画された。

 参加者は泥棒役を追いかける刑事と、指示を送る捜査本部に分かれた。スマートフォンに5分おきに送られてくる泥棒の写真や音声を頼りに、刑事と捜査本部が無線などで連絡を取り合い、大宮駅に向かう泥棒を追った。参加者は無事に泥棒を確保することができ、佐々木さんは「写真だけでも場所が分かってしまうということを伝えられた」と振り返った。

 親子で参加した同区の会社員酒井英典さん(39)と長男の小学2年英太郎さん(7)は捜査本部で本部長を務め、泥棒を確保した。英太郎さんは「写真(の場所)は自分で分かった」と喜んでいた。英典さんは「子どもが楽しそうにしている姿が見られて良かった」と話した。

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