<新型肺炎>2人死亡 51人感染…さいたま、越谷、川越など確認 済生会川口総合病院の看護師5人感染
2020/04/17/00:00
県などは16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに51人判明、2人が死亡したと発表した。県内の死者は12人目。同日までに確認された陽性者は567人(チャーター帰国便者含む)になった。72人が既に回復し退院している。
県によると、県管轄では20~80代の男女計30人の感染を確認し、県内在住の1人が死亡した。性別などは公表されていない。
川口市によると、80代男性が死亡したほか、済生会川口総合病院で看護師5人の陽性が確認された。同病院が16日市保健所に届けた。
さいたま市によると、感染が判明したのは14日に判明したベトナム国籍の20代男性と同居する同国籍の20代男女3人、80代の夫婦を含め10人。いずれも軽症という。
15日に感染が確認された市内の20代女性は、市の委託している民間の放課後児童クラブ(学童クラブ)の職員。1日に微熱があり、午後5時ごろ早退した。当日は児童19人とほかの職員3人が勤務。同僚の女性職員1人に症状があり、PCR検査を実施。児童に症状は出ていないという。
女性職員は発熱後の2日から出勤せずに自宅待機し、同クラブは6日から休室となっている。せきがあり、家族の感染が確認されたことから、15日に検査で陽性と判明した。状態は落ち着いているが、入院する予定。同居している家族3人は9~15日の間に検査で感染が確認されていた。
市が依託しているNPO法人が運営しており、小学1~6年の児童36人が在籍。法人側が在籍児童の保護者に、職員の体調不良と休室の報告をしたという。
越谷市によると、感染が分かったのは30~60代の男女5人が感染。いずれも軽症という。
川越市では市内の工場に勤める50代女性が感染。自宅で入院を調整しているという。