埼玉新聞

 

<新型肺炎>教諭ら37人感染…川口工業総合病院、所沢ロイヤル病院、埼玉西協同病院でも 既に77人退院

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに37人判明したと発表した。同日までに確認された陽性者は674人(チャーター帰国便者含む)になった。77人が既に回復し退院している。

 県によると、県管轄で感染が判明したのは、20~80代の男女27人。重症者はおらず、5人が感染経路不明という。

 すでに患者らの感染が確認されている「所沢ロイヤル病院」では、新たに職員と接触者計3人の感染を確認。同病院での感染者は計13人(職員4人、患者7人、接触者2人)になった。接触者のうち、同日に感染が確認された60代の男性は、ふじみ野市の県立ふじみ野高校の教諭だった。

 ほかにも、所沢市内の県立所沢高校に勤務する30代の男性教諭の感染が分かった。

 18日の感染確認者29人のうち30~40代の男女2人は所沢市内の「埼玉西協同病院」に勤務する医療従事者。同病院での感染確認は初めて。

 県によると、感染症の指定医療機関に入院しているのが87人、一般の医療機関への入院が94人、ホテル滞在が13人、自宅待機が349人。

 さいたま市によると、感染が判明したのは30、40代の会社員男性2人と、30代の女性の3人。いずれも軽症で入院予定という。

 川口市によると、感染が判明したのは川口工業総合病院の入院患者3人と、市20代の公務員男性の計4人。

 川口工業総合病院の患者3人は、80代の無職男性2人と70代の無職男性。同病院の感染者は前日の3人に続き計6人になった。

 川越市によると、感染が判明したのは市内に住む60代の会社員男性と60代の自営業男性、60代のパート女性の3人。

 会社員男性は3日から軽いせきの症状や喉に違和感があり、13日に市内の医療機関を受診していた。自営業男性は12日から発熱が続き、17日に市内の医療機関を受診。パート女性は自営業男性の妻。7日からせきやたんの症状が続いた。

ツイート シェア シェア