絶賛!目指せ紅白大とり 演歌ユニット「悲しげな分度器」デビュー、「愛の劇場・埼玉ロマンス」発売
県内を中心に活動する歌謡演歌ユニット「悲しげな分度器(愛とたくま)」が、デビュー曲「愛の劇場・埼玉ロマンス」(税別千円)を発売した。大人のロマンスを昭和歌謡のメロディーと歌詞でつづったデュエットソング。ユニットの誕生は紅白歌合戦がきっかけだったことから、「狙うは紅白初出場での大とり!」と、張り切っている。
悲しげな分度器は、3人組のエコうたファミリーユニット「にゃんたぶぅ」で作詞・作曲、ボーカルのたくまんさん(ユニットではたくま)=蓮田市出身=と、川越市を中心に活動するアイドルグループ「お掃除ユニット川越クリアーズ」の班長伊織あいさんのデュオ。両グループとも「勝手に埼玉応援隊」として活動する機会もあり、親交があった。
昨年、伊織さんが紅白歌合戦を見て演歌に興味を持ったことを自身の会員制交流サイト(SNS)に書いた。それを見たたくまんさんが伊織さん側と連絡を取り、「以前から一緒に埼玉を盛り上げたい空気があった」(たくまんさん)ことから結成した。
今回の曲は、たくまんさんが10年ほど前に同じタイトルで既に制作していた曲の歌詞に少し手を加えた。たくまんさんは「早い曲調や早口のように歌う曲が多い今だからこそ、聞き取れる歌詞と懐かしいメロディーのこの曲がいいのでは」と力を入れて話す。
出来栄えについて「歌はあまり得意ではないけど歌いやすかった」と正直に言う伊織さん。一方、たくまんさんは「この曲は歌がうまいからいいというものじゃない」と言い、「声が曲に合ってる」「しっかり恋した表情で歌うのが抜群。まさに女優」などと伊織さんを絶賛。「本当にいい曲なんだよ」と自画自賛ながらも楽しそうにうなづく。伊織さんは「覚えやすい、歌いやすい曲なのでぜひ皆さんに歌ってほしい」、たくまんさんは「出るときはやっぱり紅組かな!」と、紅白歌合戦出場を想像して終始ご機嫌だった。
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