<新型肺炎>女性看護師が感染 さいたま市立病院で3人目 渡航歴なし…市保健所、感染経路を調査
2020/04/23/00:00
さいたま市は22日、市立病院(同市緑区)看護部の整形外科病棟に勤務する20代女性看護師が新型コロナウイルスに感染したと発表した。整形外科病棟は閉鎖せず、診療を続ける。同病院で感染が確認されたのは、集中治療室(ICU)の女性看護師と、入院していた10歳未満の小学生女児に次いで3人目。病院側は3人の接触はないとみている。
市立病院によると、14日夜にICUの看護師の感染判明後、職員に対して順次PCR検査を実施。今回感染が判明した看護師は21日に陽性と確認され、22日から自宅待機している。発熱などの症状はなく、渡航歴もない。市保健所が感染経路を調査している。
担当した入院患者6人のうち、入院が続いている2人に検査を実施、退院した4人も今後行う。接触度の高い看護師4人は2週間にわたり自宅待機して検査を実施。整形外科病棟の医師9人、看護師20人を含む50人も検査を行う。
ICUなどの態勢は通常に戻り、小児科の救急と外来初診の受け入れ中止は続いている。