県公立高入試、数学が25・6点増、難度高い学校選択問題でも上昇 県教育局、平均点を発表
2020/04/24/00:00
県教育局は23日、2月28日に実施した2020年度県公立高校入試の学力検査の平均点を発表した。数学が上昇し、前年比25・6点増の67・9点となった。県高校教育指導課は「基礎や基本的な力の定着をより適切に見られる問題を心掛けた」と設問の意図を説明した。
学校選択問題受験者の平均点は数学が前年比1・7点増の55・2点、英語が同5・4点減の58・9点。同問題は難度の高い応用的な問題が含まれ、浦和、浦和一女、大宮など21校の9410人が受験した。
全日制を受験した4万1313人のうち、3万6266人が合格し、競争率は1・14倍。定時制は受験者1128人のうち1116人が合格し、競争率は1・01倍だった。
21年度の学力検査は現在のところ、2月26日の実施が予定されているが、同課は「臨時休校が続けば、変更など対策を考えなければならない」とした。
全日制の各教科(各100点満点)の平均点は次の通り。(カッコ内は19年度)
▽国語57・2点(58・3点)
▽社会55・4点(60・3点)
▽数学67・9点(42・3点)
▽理科51・1点(44・5点)
▽英語52・2点(47・7点)
▽数学(学校選択問題)55・2点(53・5点)
▽英語(学校選択問題)58・9点(64・3点)